ソーシャル・メディアと聞いて皆さんは何を浮かべますか?
その定義は組織、企業、個人が情報を発信・共有・拡散することによって形成される、インターネットを通じた情報交流サービスの総称です。
ソーシャル・メディアの形態には、SNS・動画共有サイト・メッセージングアプリ・ブログ・情報共有サイトなどさまざまなものがあります。
ひと昔前はラジオ・新聞・テレビが情報を得る為のメディアでした。
いわゆる産業メディアです。
大きなメディアが一方向に情報を発信する時代から、企業や個人が情報を発信する事により、昔では知り得なかった情報を得る事が出来る新たな双方向のメディアとして浸透するようになりました。
パソコンやスマートフォンの普及に伴い、現在では産業メディアを抜いていると言っても過言ではない状態になっています。
簡単に情報を発信し得る事ができるのがソーシャル・メディアです。
例えば「X」旧Twitterは、聞きたい事を1つ呟けば、詳しい人が答えてくれるなど簡単に情報を収集でき、色々な事柄に問題定義をして、社会や企業、国さえも動かす世論にもなり得ます。
動画サイトのYouTubeは自分の興味のある動画を見る事で、知らない情報を簡単に得る事ができます。
しかし、中には偽情報とわかるものも多く、海外では犯罪行為や詐欺、テロに利用される恐れも指摘されています。
ソーシャルメディアは使い方を間違えると危険なメディアであるのは間違いありません。
近年、問題となっているのは簡単に扱えるが故の過激な発言による個人攻撃や偽情報の拡散などです。
今までは産業メディアを通し周りは同じ情報を共有してきました。
しかし、現在では個人で情報を得る事により、情報が多岐にわたります。
「集団」から「個」へと時代が移行したと言われる昨今ですが、情報の付き合い方を考える時代に来ているかもしれません。
情報過多によりメンタルヘルスや健康などへの懸念が指摘されています。
今の時代、ソーシャルメディアと上手に付き合えるテクニックを考える必要があるのかもしれませんね。