春から初夏に変わる今の時期は、空模様が極端に変わるので体調を崩してしまう人が多いようですが、皆様はいかがですか。ひと昔前と違って、近年の天候の激しさは怖いくらいですよね。「さっきまで晴れていたのに、急に黒い雲がモクモク出てきた」とか、「急に真夏のように暑くなってきた」など、急激な変化について行かれず、私の場合は頭痛が起きてしまいます。頭痛が起きるとイライラし、やる気もなくなり、良いことなんてひとつもありません。うなだれてドラッグストアに行き、気圧頭痛薬なるものを発見した時は、(同じような症状の人が増えているのだなあ)と納得したものです。
しかし、納得しているだけでは解決になりません。
数年前のこと。ひどい頭痛が何日も続き、這うようにして脳神経外科で検査を受けると、医師から「緊張性頭痛と片頭痛のミックスですね」と言われました。予防法になるストレッチなどを教えてもらいながら、「たかが頭痛と思うかもしれませんが、何日も頭痛で苦しむのは、人生の時間がもったいないですよ」と言われたのです。確かに、本当にそうだ。痛みに苦しんでその間、何もできずに精神状態も悪くなる。予防法があるのだから、しっかりと対策して快適な人生を送ろうと決意しました。「季節の変わり目だから仕方ない」「そういう体質だから仕方ない」。もうそんな理由を盾に寝込むのはやめよう。まさに「人生の時間がもったいない」。
そこで私が始めたのが、運動です。
なーんだ、そんなこと。いえいえ、運動に勝るものはありません、たぶん。
それまで運動にまったく興味がなかったのですが、心機一転。まずは家の近くのスポーツクラブに入会したのが3年前の春。すぐに挫折するかと思いきや、自分でも不思議なくらい運動にのめり込んでいきまして、筋トレの楽しさを知ってしまいました。スポーツクラブって老若男女、いろいろな人たちがいて面白いですね。ここでお友達を作って楽しい時間を過ごしているのだろうなあという雰囲気の高齢の方々がたくさんいらっしゃいました。
ました、と過去形なのは、もっと筋トレに特化したところに行きたいと思い、1年前にそこを退会し、今は別のところに週2〜3回程度、通っています。
そして気づくと頭痛の頻度が激減していました。鎮痛剤を飲む回数も激減です。これはもう運動の効果としか言えません、私の場合。しかも行き帰りはウォーキング(真夏のウォーキングはちょっと危険なのでバスに乗ります)を兼ねているのでさらに効果アップ。少し速足で、大股で歩く。伸びを感じながら大股で歩くと、血行が良くなる気がします。実際、どうなのでしょう、感覚なのでなんとも言えませんが、悪いことはないんじゃないかな、そう思います。
まったく頭痛がなくなったわけではありませんが、寝込むことがなくなりました。これは私にとってとても大きなこと。先の医師の言葉、「たかが頭痛と思うかもしれませんが、何日も頭痛で苦しむのは人生の時間がもったいないですよ」。これが心に強く残っていて、できる限り、快適に笑顔で日々を過ごしたいと思っています。