80 歳になっても20 本以上、⾃分の⻭を保つために

8020(ハチマルニイマル)運動、聞いたことがあると思いますが、これは80歳になっても20本以上の歯があれば食生活にほぼ満足することができるという考えのもと、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて、1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している運動のこと。

皆さま、いかがですか? 私は50代ですが大丈夫です、今のところ。
時々、「それほど丁寧に歯みがきをしなくても虫歯にならない」という人がいて、とても羨ましいです。歯が強い弱いって遺伝なのでしょうか。だとすると私の場合は、子どもの頃から虫歯になりやすかったので弱い方だと思います。

いまから8年くらい前、虫歯治療で理性が遠のくような激痛を体験したのをきっかけに、自分に合った歯医者さんを探しました。それまでは通院がラクな家の近所であることを条件に探していたのですが、その考えを改めました。いろいろな歯医者さんのホームページを見て、院長や医院のポリシーなどを熟読して探し当てたところは片道1時間半のところ。そこに通い始めてから歯みがきに対する意識が180度変わりました。治療に入る前に、本当に正しい歯みがきの仕方や歯垢チェックをし、『磨いたつもりでいただけで、実は磨いていなかった、恥ずかしい!』と驚愕しました。でも気づいて良かったです。磨き方次第で口腔環境が激変、段違いに良くなることがわかったから。何を今さらと言われそうですが、本当です。

歯みがきに最低20分

毎晩の歯みがきに最低でも20分かけているというと、大抵「えー!? 20分も何をするの!?」と驚かれます。

まず、口の中に水をいき渡らせつつ簡単な汚れを落とすためにブクブクうがいからスタート。次にブリッジの箇所をフロスでお掃除→全体をフロスでお掃除(歯の形に糸を合わせて汚れをしっかり取ります)→普通の歯ブラシで歯みがき(この時も一つひとつの歯の形を意識)→細い毛束のワンタフト歯ブラシで歯みがきして終了。そして1週間に1度くらい、赤い歯垢染色液を使って歯垢チェック。

フロスを含め、歯みがきで注意をしているのは、力まかせにしないこと。力まかせに磨いてしかも長時間では、大切な歯と歯茎が傷ついてしまい、元も子もないからです。歯ブラシを持つ手の肘を反対側の手で固定し、本当に微力で歯と歯茎の境目を磨きます。ワンタフト歯ブラシの時も同様に。すっきりして最高に気持ちが良いです。

この磨き方が生活の一部になってから嬉しいことに虫歯になっていません。遺伝だから仕方ないと思っていましたが、少しの努力の継続で改善できることを実感。

歯の専門家ではないので、あまりアレコレ言えませんが、1本でも自分の歯を健康に保ち、いつまでもご飯を美味しく食べたいなと思い、日々歯みがきに精進しています。

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